計算のしかた
- 毎月はじめに積み立て、月ごとに増やします。 年率5%なら、1年でちょうど5%増えます。
- 新NISAでは、毎月の積立をまずつみたて投資枠(年120万円)に入れ、あふれた分を成長投資枠(年240万円)に入れます。
- 最初に入れる額は、成長投資枠に入れます。
- 生涯の枠1,800万円を超えた分は、課税口座に入れます。 売って枠を使い直すことは、計算に入れていません。
- 税金は、最後に全部売ったとして、課税口座で増えた分に20.315%をかけます。
- 手数料(信託報酬)と為替は入れていません。 手数料の分だけ、年率を低くして入れてください。
年率は何%で考える?
これからの年率は、誰にもわかりません。 目安として、過去のS&P500(アメリカの大きな会社500社の株価指数)で、実際に何%だったかを調べました。 1871年1月からの月ごとのデータで、どの月に始めても同じ年数だけ持った場合の、配当込みの年率です(1957年より前は、S&P500の前身の指数の数字です)。
| 持った年数 | 調べた期間の数 | いちばん悪い | 下から10% | 真ん中 | 上から10% | いちばん良い |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10年 | 1,740 | −4.0% | 3.4% | 8.7% | 16.5% | 21.2% |
| 20年 | 1,620 | 2.0% | 5.8% | 8.1% | 14.3% | 17.9% |
| 30年 | 1,500 | 3.6% | 6.4% | 9.9% | 12.4% | 14.3% |
- 10年だと、100回のうち約3回は年率がマイナスでした。 20年と30年では、マイナスになった期間はありませんでした。
- 物価の上がり分を差し引くと、20年の真ん中は6.8%、いちばん悪いと−0.2%でした。
- ドル建ての指数の数字で、為替・税・手数料は入っていません。 過去の数字は、将来を保証するものではありません。
迷ったら、低めの年率と高めの年率の両方で計算して、見比べてください。
毎月3万円を20年なら
元本はどれも720万円です。
| 年率 | 20年後の金額 | 課税口座なら税金 | 新NISAなら税金 |
|---|---|---|---|
| 3% | 983万円 | 53万円 | 0円 |
| 5% | 1,222万円 | 102万円 | 0円 |
| 7% | 1,531万円 | 165万円 | 0円 |
手数料の差は大きい
投資信託には、持っている間ずっとかかる手数料(信託報酬)があります。 毎月3万円・年率5%・20年で比べると、手数料が年0.1%なら約1,209万円、年1%なら約1,095万円です。 差は約114万円です(年率から手数料を引いて計算しました)。
新NISAの枠
- つみたて投資枠:年120万円(毎月なら10万円まで)
- 成長投資枠:年240万円
- 合わせて年360万円。 生涯の上限は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)
- 生涯の枠は買った額で数え、売った分の枠は翌年から使い直せます
- 18歳以上の人が、1人1口座だけ作れます
くわしくは金融庁の新しいNISAのページで確かめてください。
72の法則
「72 ÷ 年率」で、お金が2倍になるまでのおよその年数がわかります。 年率6%なら約12年、8%なら約9年です。
過去のデータで試すなら
この計算機は、決めた年率で毎年同じように増える前提です。 実際の株は、暴落したり急に上がったりしながら増えてきました。 過去にどうなったかは、S&P500の計算機で、月ごとの本物のデータで確かめられます。 大きな下落は、暴落の年表にまとめています。
始めるには
新NISAを使うには、証券会社などでNISA口座を開きます。 手順は、口座の選び方のページにまとめました。
よくある質問
毎月3万円を20年積み立てると?
年率5%なら約1,222万円です(元本720万円)。 年率3%なら約983万円、7%なら約1,531万円です。 新NISAの中なら、税金はかかりません。
新NISAで月10万円より多く積める?
つみたて投資枠は年120万円までですが、成長投資枠でも積み立てられます。 合わせて年360万円(毎月30万円)まで入れられます。 生涯の上限は1,800万円です。
年率は何%で計算すればいい?
決まった答えはありません。 過去のS&P500では、どの月に始めても20年持った場合の年率は、いちばん悪くて2.0%、真ん中で8.1%でした(配当込み・ドル建て)。 低めと高めの両方で計算してみてください。
元本割れすることはありますか?
あります。株や投資信託は値動きがあり、計算どおりには増えません。 過去のS&P500でも、10年持って年率がマイナスだった期間がありました。